<ザ・ロレックス>デイトジャストはなぜ永遠の定番なのか【実機編】

時計

皆さんはロレックスのデイトジャストというモデルをご存知でしょうか

こちらです  


腕時計に興味のない方でも、このフォルムには見覚えがある人が多いのではないでしょうか

ロレックスと言えば、まさにこの顔

良きにつけ悪しきにつけ、インパクトのある印象的なデザインをしています  

このデイトジャスト、ロレックスのド定番として広く認知されています  

私も所有しているこのデイトジャスト、なぜ定番と呼ばれるのか?

今回は、実機ベース・独自目線でその理由を探りたいと思います
※実機のスペックは、最後の「【参考】スペック」を参照ください  

それでは、いってみましょう 

デイトジャストの特徴ー前回のおさらいー

簡単にデイトジャストの特徴をおさらいすると
 前回はこちら

  1. 高精度(クロノメーター認定)
  2. 今でも変わらないロレックスのベースとなる3つの機構を備えた最初のモデル
  3. 1945年に誕生したモデルで70年以上の歴史がある
  4. 独自のベゼル形状とゴールドとステンレスのコンビモデルが良くも悪くも印象的

となります 

では、実機の観点から、もう少し詳しくそれぞれについて書いていきたいと思います

実機(1998年製)の外観

文字盤:地味ながらの高級感

ごく標準的な文字盤、いわゆるデザインは「フツー」です
ただし、針とインデックスは金色で文字盤のアイボリーとの調和がとれて上品です 

そして、印字が非常に小さくて、読み取るのは私のような老眼には厳しいですが
この凝縮感が個人的には好みです

ロレックスの王冠マークが無かったとしても、安物には見えません 

風防:高級感を支えるサファイア素材  

風防(ガラス)はサファイアクリスタルなのでキズには強く美しい 

ベゼル:デイトジャストを象徴する顔  

時計を余り興味ない人でもこのデザイン(フルーテッドベゼル)は知っている人がいるのではないでしょうか
写真では伝わりにくいかもしれませんが、実はホワイトゴールドなので、十分な高級感を感じられます

正面・側面、色んな角度から見ても飽きの来ない高級感
文字盤の大きさとベゼルのこの幅のバランスが絶妙です 

ケース:歴史ある防水オイスター(牡蠣)  

 裏から見ると、まさに牡蠣のイメージ
 ぎゅっと密閉されて防水機能を感じます 

ベルト:ジュビリーブレスはそこそこの高級感  

これもロレックスの特にドレス系※では良く使われている5連ブレスレットタイプ 

現行モデルと比べると華奢で高級感は劣りますが、昔のモデルは他社含めてみんなこんな感じ

※ロレックスではクラシックウォッチという

バックル:昔のフツーのバックル 

シングルロックの普通のバックル

サイズ感・着け心地:つけているのを忘れる  

所有のモデルは36mmで、現代の腕時計の中では小さい方
現行サブマリーナ(41mm)と比べると特に感じます

正直物足りなさは感じますが、逆に良い意味で着けているのを忘れます

ジュビリーブレスが吸い付く感じで余計にそう感じます 

外観の総評  

フツーの時計なんだけど、ユニークな部分もあり、ちゃんと主張している

20年以上前のモデルなんだけど、このモデル自体が基本デザイン変えていないので、逆に古さを感じない

現行モデルと比べると高級感は劣っているものの、デザインとしては不変の良さを継承している

やっぱり永遠の定番

今後も変わらないと思います 

機能面では  

 前回にお話しした特徴(高精度、3つの基本機構)を中心に書きますと 

高精度(クロノメーター認定)  

実機測定結果です

日差:±0秒(5日間で)
※オーバーホールに出して1年後に測定 

5日間とはいえ、クオーツ並みに精度は良いです

正直びっくりです
正直20年以上前の時計とは思えません

文字盤の6時位置にクロノメーター認定のシルシがあります

防水性(オイスター)  

スペック上は100m防水です
なので竜頭をきちんと閉めておけば、水で洗うくらいは大丈夫のはずで、普通に使っています

ただし20年以上たつので、さすがに水に直接つけたことはないですが
ロレックスの当時の説明書には「石鹸をつけて洗って」と書いてあります!

自動巻(パーペチュアル)  

通常使用して問題になったことはないです

パワーリザーブは測ってみると、45時間~50時間の間でした
※スペック(48時間)どおり

さすがに現行の70時間と比べるとやはり見劣りはしますが
逆に20年以上たってもスペックを維持していることがすごいと思います 

デイトジャスト(日付表示)  

現代では当たり前になってしまっているので・・・「フツーでしょ」という感じです

日付の瞬時切替も、実際のところ夜中のことなので、大きなメリットは感じないです

ただ、サイクロップレンズで老眼の目には優しいです・・・
若い人の中には、オジサン臭くていやだという人もいるかと思います

しかし、重要なのは、この機能が世界初でいまでも変わらずフツーに使われている、ということ

機能の総評  

今回精度やパワーリザーブを調べてみて、改めてすごい時計だなと感じました

20年以上たっても
現行に負けない性能で、問題なくフツーに動作し、フツーに使える

これって、中々ないと思います

これらの基本機能が70年以上前に出来上がり、それをブラッシュアップし続けて今のデイトジャストにつながっている

まさに定番と呼ぶにふさわしいです

総合評価  

・独自の主張はしつつも今に通じるスタンダードな歴史ある外観 
・そして、20年以上たっても全く問題のない機能 


改めてすごい時計・まさに定番と呼ぶにふさわしい時計だなと感じました

70年以上前にこれらの原型が出来上がった、それはロレックスの腕時計の今に続く原型でもあった

そして、その基本コンセプト・デザインを守り続けている

そういったことだと思いました

なぜロレックスは支持され続けるのか?

今回のレビューでロレックスというブランドが世界中から支持されている理由が分かった気がします

70年以上前に腕時計としての原型(今に続く原型)を作り
地道にその基本路線を変えずにブラッシュアップしてきたこと

それが根強い信頼と人気を勝ち取ったんだと思います 

まさに「ロレックスは一日にして成らず

まとめ  

以上が、実機ベースでのデイトジャストのレビューになります 

いかがだったでしょうか 

最後にもう一度まとめると

  1. 独自の主張はしつつも今に通じるスタンダードな歴史ある外観
  2. そして、20年以上たっても全く問題のない機能 
  3. 改めてすごい時計・まさに定番と呼ぶにふさわしい時計だなと感じました 

私的には自分で所有していることに幸せを感じた次第です

皆さんの参考になれば幸いです

では、良い時計ライフを

【参考】スペック

私の所有しているデイトジャストのスペックはこんな感じになります 

  1. 型番
    16234
  2. 製造期間
    1988年~2005年
  3. 購入年
    1999年
  4. ケース素材
    ステンレススチール
  5. ベゼル
    フルーテッドベゼル(ホワイトゴールド)
  6. ベルト
    ジュビリーブレス(ステンレス)
  7. ケース径
    36mm
  8. ケース厚
    12mm
  9. 文字盤
    アイボリー(アラビア数字)
  10. 重量
    80g(腕周り15.5㎝に調整時)
  11. ムーブメント
    自動巻:Cal.3135
  12. 振動数
    28,800振動(8振動)
  13. パワーリザーブ
    48時間
  14. 防水
    100m
  15. 風防
    サファイアクリスタル
  16. 夜光
    不明(ルミノバではない)

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