言葉には色んな力があると思っています
誘惑に負けそうなとき、八方ふさがりなとき、努力しても報われないとき
ある言葉を見ると不思議と元気にしてくれる、励ましてくれる、心を癒してくれる、そんな言葉があると思います
若い頃はあんまり思わなかったですが、歳を重ねるにつれて、だんだんそう思うようになってきました
そこで、個人的に私が特に心に響いた言葉をご紹介していきたいと思います
皆さんの励みになっていただけたら幸いです
それではいってみましょう
「練習は噓をつかない」 はウソ
「練習は噓をつかない」この言葉、「努力は噓をつかない」という言い方もしますが
私の若いころはあまり聞かなかった気がしますが、最近目に付くように感じます
一見カッコよく聞こえてしまうので、マスコミなんかで取り上げられ易いんじゃないかと
私は実体験も踏まえて、この言葉はウソであり。都合のいいマヤカシだと思っています
この言葉が上っ面だけで独り歩きしていそうなので、今回取り上げてみました
「練習は噓をつかない」 という言葉の危険性
カッコよく聞こえますが、この言葉とても危険な言葉だと思います
言葉を変えれば
練習だけしておけばいいんだ
と思ってしまう人多いんじゃないかと
私のようにアホで自頭の悪い人間にとって、これはある意味格好の言い訳です
とりあえず、
「努力しておけばいい」
「後はだれかが何とかしてくれる」
「自分では何にも考えない」
「言われたことをやっておくだけでいい」
上っ面の努力、努力している風に装っておけばいい的な
そして
指導者側にとっても、管理するのに都合のいい言葉
なんじゃないかと
「とりあえず努力しとけ」的な
「サボリたい」「楽したい」、が人間の本音の部分あるので、それを克服させるのも指導者の重要な役目だとは思います
ただ、この言葉で言っている「裏切らない」というのは「結果に対して」ということです
最終目的は練習や努力することではなく、成果を得ることです
練習や努力が目的じゃないはずです
私も含めて、それを目的と勘違いしてしまいがちだと思います
特に日本人は努力とか勤勉を美徳とする風土があるため、そうなりがちなのかと思っています
この言葉は
「積み重ねの重要性をしらない人」
「努力できない人」
「キツイ退屈な練習に音をあげそうな人」
向け
の言葉ではないでしょうか?
練習にもピンからキリまであります、大事なのは
その練習が本当に有効なのかどうか
だと思います
有効な練習の積み重ねこそが大事
その背景にあるものを知らずに、言わずに
「練習はウソをつかない」「努力はウソをつかない」 と言うのは危険だと思います
この言葉はある意味魔法であり、ある意味言い訳にしてしまう
ダルビッシュの言葉
メジャーリーガーのダルビッシュ有選手も言っています
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」
練習を頑張ると、その動きは強化されたり安定したりしますが、それが成果を出すために有効なものかどうかが問題だと思います
逆に悪い動きに固定されたら最悪です
悪い練習は悪い結果を生みます
「悪い動きの積み重ねは、悪い結果を生む」し、「良い動きの積み重ねは良い結果を生む」
そういうことなんだと思っています
実体験
なぜ私がこの言葉をウソと言って警鐘を鳴らすかというと、何度か苦い経験があるからです
よく野球やテニス・ゴルフ等道具を使うスポーツの基本として素振りが推奨されたりします
私もやってみて良かった時もありました
しかし、逆に悪くなってドツボにはまった時もありました(^^;
知らないうちに悪い動きになってしまい、下手を固めてしまったんだと思っています
良いコーチの重要性
この言葉が当てはまるのは良いコーチがいることが前提だと思います
その前提なしに、この言葉を濫発することが一番危険だと思います
若かったり、知識がないときは経験者や有識者のアドバイスが必須だと思います
世界一ゴルフが強くて誰も歯が立たなかった頃のタイガー・ウッズでさえ、ブッチ・ハーモンというコーチがいました
究極のコーチ
究極は、コーチがいなくても自分自身で有効な良い練習をできること、かと思います
自分自身がコーチになるということですね
ゴルフの場合は、ラウンド中はコーチからアドバイスは禁止です
ミスしたりピンチに陥っても誰も助けてくれません
全てが自己責任です
自分自身がコーチにならないと良い結果は得られないと私は思っています
ただ、コーチはある意味、人である必要はないと思います
私が昔70台を出したときもビデオというコーチがいました→こちら
今、私にはパット練習のコーチがいます(器具ですが)→こちら
スイングコーチは今のところスマホ動画です
まとめ
以上、「練習は噓をつかない」 はウソ
について私なりの実体験から思っていることを書きました
いかがだったでしょうか
皆さんの努力が良い結果として実ることを願っております
では、また
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