ゴルフのラウンドで使用できる本数はルールで決まっています
パターも含めて最大14本です
このルールから「最大の14本をバッグに入れてラウンドする」のが最善と考えると思います
普通は
しかし、よく聞くのが
「仮に半分の本数で回っても、結果はそんなに変わらないよ」
という説です
私も、それはあるかもな?と考えたことがありました
皆さんはどう思うでしょうか
そこで、本当なのか、実際ラウンドで試してみましたので
その結果をご紹介したいと思います
皆さんの参考になれば幸いです
それでは、いってみましょう
結論から言うと
フルセットでやってもハーフでやっても大差なし
#逆にハーフの方が良いかも
となりました
あくまで「私の場合」です
具体的スコアで言うと
ハーフセットの時
4/28=99(53,46)
フルセットの時
5/15=106(58,48)
※同じゴルフ場で実施、ただしティはフルセット時が若干後ろ
その差を差し引いても、スコア的にはほとんど変わらないと言える
#私のこのコースでの過去スコアは90~106(直近1年間)
どうでしょうか?
予想外でしょうか?
なぜ、スコア的には変わらないのか?
以下、私なりの考察です
数値的に見てフルセットでスコアが良くなることはない
まず、実際のラウンドではフルセットを全部使いきることは、ありませんでした
これは私の経験上ある程度分かってはいました
今の私のフルセットはこんな感じ
●:フルセット・ハーフともに使用
◎:フルセットのみ使用
×:フルセットに入れたが使用せず
ご覧のように
×印:フルセットの中で4本は全く使っていません
◎印:フルセットのみで使用したものは4本で、当日は10回ほど使用しました
つまり、この◎印の10回がフルセットとハーフの実質的な違いとなります
そして、その10回でスコア的にメリットがあったか、というところがポイントです
結果として、スコアに対して大きなメリットはありませんでした
ハーフだと迷いが少なくなる
ハーフだと本数に制限があり、選択肢が減ります
普通は選択肢が減ることはデメリットと考えがちです
ただし
選択肢が減ることが逆にスコアメークとしては有効になる場合があると思います
例)クラブ間の中途半端な距離の場合
短い方のクラブで刻まざると得なくなり、目標も明確となり、かつ気楽に振れる
結果ミスが少なくなる
ハーフだと、バーディは出ないが、大けがは減る
グリーンを直接狙えない場合も増えてくる
グリーン手前に置き、そこから寄せる攻め方が多くなりがち
結果短いクラブを選択することになり、チョロや大ダフリ等の大けがが減り、スコアがまとまりやすい
ゴルファー全てに、当てはまるのか?
「ハーフでプレイしても結果はそれほど変わらない」というこの現象は、全てのゴルファーに当てはまるのか?
というと、それは「No」だと言えます
逆にそれが当てはまる人は
まずは①で私のような
「フルセットを実質使っていない、または必要ない」
という人です
細かく言うと
クラブの持つ「適正なボール飛距離を出せない人、ミスが多い人」です
私を例にとると、ハイブリッドと5I、6I(×印)は使っていません
というか、ミスが多くて怖くて使えないんです
そして、UT、8I、PW、SW(◎印)は使ったものの、その番手の距離をキッチリ打ててはいません
仮にしっかり打てていればスコアは良かったはずです
要は私のようなベスト90程度の人まではこの現象が当てはまると私は思います
そうなると、フルセットを使った方が良い人は、当然90を切るのが最低条件かと思います
#ここは経験していないので具体的なボーダーラインは分かりませんが、個人的にはハンディ15未満はないと厳しいでしょう
ハーフで回ることによるスコア以外への影響
ゴルフIQを高め・幅が広がる
与えられた状況で、どうすればスコアがまとまるかを自分で考えざるを得なくなることで、
正攻法一辺倒でない考え方(ゴルフIQ)や技術を自分のもの(引き出し)にでき、ゴルフの幅が広がる
それが、次のピンチの時に役に立つ
簡単には崩れない強いゴルファーへの道しるべ
ゴルフの楽しみ方を広げる
コースごとに色んなクラブの組み合わせをやってみることで、ゴルフの奥深さも感じられる
おまけ
そもそも、なぜクラブ本数制限があるのか?
ゴルフエッセイストの故・夏坂健さんによると
そもそも、本数制限はありませんでした
ただ、あまりにも多くのクラブを携行する人が出だしたんです
55本のクラブをリヤカー2台でキャディが運んだとか(^^;
#黎明期のあるあるですね
キャディが悲鳴を上げる状態になり、1938年に本数制限となったそうです
なぜ14本なのか?
そもそもは
クラブ1ダース+パター1本=13本
の案だったところ
13という数字は縁起が悪いので1本多く14本にしよう
というオチだそうです(^^;
そんな起源なのか?と知ってしまうと、その14本に縛られるのがバカらしくなってしまいますね・・・
思い出
私がゴルフを始めたころ、TVで中村雅俊さんと芹沢信雄プロのゴルフ番組がありました
そこでの1コーナーで「5I1本で回ったらどうなるのか?」
という企画がありました
Par4の1ホールを、ティーショットからアプローチまでを5Iで行うというものです
かなり興味深いもので、芹澤プロが5Iでバンカー越えをやったのを約30年もたった今でも覚えています
その時のスコアは、2人とも大崩れは無く、ダブルボギーかボギーで収まっていました
#もう30年かぁ・・・
その記憶が今回の記事を上げる動機だったりします(^^;
まとめ
以上が、「スコアとクラブ本数は比例しない説は本当か」
についての検証結果と考察になります
いかがだったでしょうか
最後にもう一度まとめると
フルセットでやってもハーフでやっても大差なし
#逆にハーフの方が良いかも
となります
皆さんのゴルフ向上の参考になれば幸いです
では、楽しいゴルフライフを
コメント