<ロレックスの似て非なるモデルを比較してみた> GMTマスターⅡは何故サブマリーナより人気なのか?

時計

前回投稿したGMTマスターⅡ(以下GMTマスターと呼ぶ)とサブマリーナの比較では
数字や見た目及び歴史の観点からの違いを記載しました→こちら

ただ、2024年現在ではGMTマスター(特に赤青ベゼル)の方が人気があります
なぜサブマリーナより人気があるのか?
今回はそこにフォーカスを当てて考えたいと思います

それでは、いってみましょう

お断り
ここで述べていることは、あくまで私見であり、個人的感想です
そこをご承知の上、以降をお読みください
比較するのは
GMTマスターⅡ126710BLRO(赤黒ベゼル)
サブマリーナ 126610LN(黒ベゼル)
*GMTマスターⅡは以下”GMTマスター“と呼ぶ

結論を先に言うと

2モデルの特徴を一言で言うと

【GMTマスター】
「旅客機でのラグジュアリー感をも演出するツール」

【サブマリーナ】
「タフな環境に耐えられる高級ツール

となるかと思います


■なぜGMTマスターの方が今は人気があるのか?
というと
GMTマスターの方がちょっとハイクラスの高級感を感じられるからでは?
と個人的には感じています

が、そう感じる要因として3つほどあるかと思います

高級感アップのブランディング
ベゼル(ペプシ)のデザイン人気
●ブレスレットがジュビリー

それでは、その3つについて見ていきましょう

GMTマスター人気の要因

高級感アップのブランディング

かつては

GMTマスターとサブマリーナはほとんど同じ市場価格でした
人気という点では逆にサブマリーナに少し劣っていたと思います

転機となったのは

GMTマスターのベゼルがセラミック加工になった辺りから(2007年)
高級感をアップしてベゼルの色のバリエーションも増えていきます

黒一色(2007年)青黒(2013年)赤青(2018年)

 セラミックへ  ⇒  色付きへ   ⇒   原点回帰

高級感や剛性(対傷性)アップしたのを印象づけておいて
ベゼルを色付きにし(青黒
決定打は初期型ベゼル(★赤青★)復活によってピークに達したのではと思います

※この辺りはロレックスのブランディングが非常に上手いと思います

その後も
ベゼル色追加は続き

緑黒(2022年)灰黒(2024年)

2024年現在では4種類の展開となっています(黒一色は廃盤)

中古価格の比較

サブマリーナとの中古価格の違いを旧型(5桁Ref)で比較してみると興味深いです
<GMTRef.16710> <サブ:Ref.16610>

GMTの場合
2015年を契機に上がり始め、最終的(2024年現在)には2.4倍となっています
<chrono24より>

          旧型GMTマスター(16710

青黒ベゼル登場後1年~2年で上昇

  2013年登場の青黒ベゼル


サブの場合
2017年から緩やかに上がり始め、最終的には1.9倍となっておりGMTに比べると
上がり幅は小さいです。<chrono24より>

         旧型サブマリーナ:16610

新型デイトナ登場後1年~2年で上昇


あくまで私の予想ですが

GMTマスター(16710)
(2013年_116710BLNR)の人気に引きずられて
の上昇であり

サブマリーナ(16610)
デイトナ(2016年_116500LN)の人気に引きずられて
の上昇ではないか?
と考えています

当然デイトナの影響GMTにも及んでいるはずで
加えて新型(2018年)の人気でサブよりも上昇率が高くなっている
と考えています

赤青ベゼル(ペプシ)のデザイン人気

初期ベゼルの復刻」だという歴史的意義もありますが

私自身着用して感じるのは


オシャレだなぁ
カジュアルでは合わせやすい色の組み合わせだなぁ

と感じます
私の中では観賞用としても十分に通用します

追加ポイント

ブレスレットがジュビリー

ロレックスのプロフェッショナルモデルはオイスターブレスが通常です
が、その中で唯一GMTマスターだけジュビリーブレスもラインナップされています


これが「スポーツタイプ」とは一味違った「ラグジュアリー感」「特別感」が演出されている
と考えています

実際、人気はジュビリーブレスの方が高いですね

まとめ

GMTマスターⅡは何故サブマリーナより人気なのか?について
個人的感想でした

まとめると

「GMTマスターの方がちょっとハイクラスの高級感を感じられるから」

そう感じる要因として3つ

・高級感アップのブランディング
ベゼル(ペプシ)のデザイン人気
・ブレスレットがジュビリー

となります

いかがだったでしょうか

皆さんの、時計選びの参考になれば幸いです

では、また

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