昨今の競争が激しいロレックス争奪戦の中、私は「1年間で2本」の人気プロフェッショナルモデルを正規店で購入することができました
そこで、本当にそのモデルが欲しいという方のために購入した経緯等をお話したいと思います
ただし、私と同じやり方して必ず買えるという保証はどこにもありません(^^;
あくまで、購入できた事実ベースの話ですので、ご了承ください
前回までのあらすじ
サブマリーナ(デイト)を3回目の正規店通いであっけなく購入できてしまった私は、最難関のデイトナを目指します
ただ購入規制中のため、ステンレス以外のデイトナを探し始めます
そして、3か月後一本の時計を案内されますが、それは私の第2希望のモデルでした
悩んだあげく泣く泣くそれを見送りました→前回はこちら
迷走の日々
私にとって、それからが本当の試練の始まりでした
だんだんと店員さんと話す内容もなくなり
確認するためだけに2,3分お店に滞在、ということが増えてきます
もちろん、色んなことを話そうとしますが、流石に話題がなくなるんですよね(^^;
途中、色んな誘惑もあります
新作で好みのモデルが出たり、他のお店やネットで話題のモデルを見たり
様々な誘惑です
実際、「他のモデルも見てみたい」、とお願いしたことは2,3度あります
ただ、本命だけは変えませんでした
後から考えると、試されていたような気はします
私が第2希望を見送ってからが本当の世にいう「マラソン」だったのでしょう
最初は好きで行っていたのが、だんだん義務となり億劫になってきました
多分、挫折する人はここで諦めるんだと実感しました
私の場合、最初から「1年くらいは覚悟」、「散歩の気持ちで気楽に行こう」
と心掛けていたので何とか持ちこたえられたんだと思います
逆に転売ヤーのように、仕事と割り切れば続くのかも知れませんね(^^;
本当にゴールは来るのか?
私が散歩続けていた頃は、既にデイトナ人気がニュースにも出たり、時計好き以外にも有名になり
「こりゃ1年どころか永遠に無理か?」
と思い始めていました
ネット情報でもステンレス以外の方が数が少ないのでステンレスより難しい、とか、色んな情報が流れていました
本当に「無いのが当たり前」、ただただ習慣で通っているという感じ、「宝くじを引きに行く」、みたいな感じです(^^;
そして、散歩始めてから9か月後にあるモデルに出会います
その日は、ちょっと天気がぐずついていました
いつものように朝からゴルフの練習に行ったのですが
「天気次第でクローズするかも知れません」
とのことで、練習見送って
「じゃあ、ロレックスにでも行ってみるか」「どうせ空振りだけど」
と本当にルーティンをこなす様に正規店に行きました
すると
店員さん
「見ていただきたいものがあるんですが」
私
「はあ、お願いします」
と
前回見送ったのとはかなり違う低めのテンションでの会話
「あの店員さんのテンションだと、以前話したデイトナ以外の寄り道しそうなモデルだろう」
そう思いながら全く期待せずにしばらく待っていると
店員さんがトレーに載せて持ってきたのは
紛れもない私の第1希望です!
<店員さん>
「ご確認ください」
<私>
「これは・・・」
「一番欲しかったやつじゃないですか・・・」
デイトナが私の前でキラキラと輝いていました
振返ってみて
最近のロレックス、特にデイトナ人気の凄さを実感されられた感じがします
購入できた店舗の入荷本数がどれくらいかは分かりません
#聞いても教えてくれません
正直9カ月での出会いはかなり運が良い方だと思います
店員さんによると
「あの時いらっしゃらなかったら、他の人が買われていたと思います」
まさに「タイミング」
あの日天気が良かったら・・・
私はお店に行かなかったと思います・・・
購入時の様子を箇条書きにすると
- 購入までの期間
9カ月(週1回ペース) - 曜日と時間帯
平日の午後 - 購入時の店内の客数
2,3人 - 定員さん
感じの良い定員さん - 着けていった時計
サブマリーナ
ただし、それまではロレックス以外も着用して通っていた
#いつもガン見される - 服装
社会人として恥ずかしくない程度の身だしなみ
買えるためにどうすればよいのか?
基本的にはサブマリーナと同じです
「面接」→「タイミング」
これはデイトナであっても同じだと思います
ただ、そのハードルが高くなるということです
面接
他のネット情報でもよく書かれていますが、やっぱり店員さんとの信頼関係がないと難しいと感じます
デイトナの場合、特にそう感じます
ロレックスは究極の実用時計です
店舗としては、せっかくの時計を使って欲しい訳です、まずこれが基本です
なので、サブマリーナ記事でも書いたように
転売しなさそうだな、というのを店員さんは見極めていると思います
それが証拠に、購入時に「転売しない」ということに同意を求められます
そして、それを購入できる資金がちゃんとあること
相手は接客のプロです、笑顔の向こうで、そこはしっかり鑑定されていると感じました(^^;
タイミング
ここもサブマリーナと同様です
生産本数の少なさ
ただ、サブマリーナと比べてデイトナは生産個数自体が少ないです
具体的に何本位入荷されるか公表されていませんが、デイトナは複雑機構(クロノグラフ)ということもあり個数が少ないのは間違いないと思います
ネット情報見ても様々です
#入荷が年1本だったり月1本以上だったり
まず、入荷本数の少なさだけで出会える確率はかなり低くなります
人気の高さ
デイトナはロレックスの中で一番人気です
当然競争率も高いので、さらに出会える確率は低くなります・・・
サブマリーナに出会ってもスルーする人はいるかも知れませんが、デイトナに出会ってスルーする人はまずいないでしょう
案内されるタイミング
そして、万が一在庫があっても案内してもらえるタイミングかどうか
自分の隣で
「デイトナ有る?」
「ありますよ」
って聞こえてきたら、どう思いますか?
店員さんは、トラブル防止のため、かなり気を遣って案内すると思います
あと、繰り返しになりますが
「同じやり方をしても同じ結果とはならない」
ということです
詳しくはサブマリーナの記事をご覧ください
買うために一番大事なこと
ここまで、デイトナを購入するためにどうすればよいか
ということで書いてきましたが
最後に一番大事なことをお伝えします
それは
絶対に手に入れる、という強い気持ち
です
サブマリーナはともかく
デイトナは長丁場になるので中途半端な気持ちでは続きません
最初の3か月でも結構きつかったです
「行っても、どうせないよね」
というのが続くと正直行くのが億劫になります
そうやって脱落した人は沢山いると思います
購入の秘訣的なことをまとめた「虎の巻」を作ることは、出来はしますが
私は敢えてここではしません
有料級ですから(^^;
それと、仮に虎の巻を提供したとしても、あくまでそれは上っ面の切り抜きです
虎の巻を持っていても、中途半端な気持ちでは脱落すると思います
なぜなら
ゴールが見えない、いつ来るかわからない
からです
ゴールできる確率は上がっても、「ゴールの保証はありません」
ゴールできなくっても「誰も責任は取ってくれません」
「デイトナって手に入れられたら、めちゃ高く売れるらしい、行ってみよう」
的な、軽い発想ではまず無理です
私は「絶対デイトナは手に入れる」と決めていました
腹をくくっていました
なぜなら、デイトナに惚れたからです
「意志あるところに道は開ける」
という言葉がありますが
私自身、自分で色々調べて自分なりの道を開いたつもりです
そこまでの強い気持ちを持てるかどうかだと思います
ここまでで少なくとも一番基本となることは書いています
後は、細かいテクニック的なことだと私は思います
そのテクニックも人それぞれの事情により、やり方は違ってくるはずです
#通える曜日や時間帯/通える店舗/所有している時計 等々
それでも欲しい人は?
キツイ言い方ですが、強い気持ちが持てない人は、正規店購入は諦め、平行店に行ってプレミア価格で購入した方が良いです
少なくとも、一般人がデイトナの存在を知ってしまった今となってはライバルが多くてハードルが高すぎます
何かを得るには何かを捨てる、必要があります
捨てるものは、時間であり、交通費であり、そして他のやりたいこと、です
ただし、例外があります
それは
お金をバラ蒔く
ということです
正規店に行ってロレックスの中では全く人気のない高額なモデル(チェリーニとか)を数本買ってみてください
1本300万円くらいはしますが、それをやると正規店での扱いがガラッと変わるはずです
いわゆる金持ちの太客になるということです
「そんな金あったら平行店で買うよ、できないからマラソンするんだよ」
と言われそうですが(^^;
#逆に言うと、それくらい今はハードルが高いということです
5年後に「あの時無理してでも太客になっていれば」となるかもしれません
#現に「5年前、無理してでもロレックス買っておけば良かった」と思っている人、今多いと思います
まとめ
以上が、私がデイトナを正規店で購入できた経緯とどうすれば購入できるのか?
についてでした
結論としては、基本はサブマリーナと同じですが、ハードルがとても高くなります
- 絶対買える、という魔法はない
しかし確率を上げる方法はある - 「面接」と「タイミング」をクリアすれば買えた
- 逆にこの2つをクリアできないと絶対買えない
- 同じやり方をしても店舗や担当者によって結果は変わってくる
- 一番大事なのは、絶対手に入れる、という強い気持ち
- 奥の手「太客になる」
となります
いかがだったでしょうか
皆さんの参考になれば幸いです
では、良い時計ライフを
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