ここ最近スマートフォンの急速な普及で、腕時計の着用率が減少しています
特にアップルウォッチを筆頭にしたスマートウォッチの台頭で、それが加速されているようです
そして、その影響を直に受けているのが従来からのクオーツ腕時計だと思います
ただ、その逆境の中でも廃盤にならず、ロングセラーとして継続して売れ続けているモデルがあります
私も所有しているシチズン・アテッサAT8040-57eです
今回は、そのシチズン・アテッサのレビューです
購入を検討されている方の参考になれば幸いです
それでは、いってみましょう
結論を先に言うと
- 縦目クロノグラフのデザインが男心をくすぐり、機能も充実
- 価格を含めトータルバランスに優れ、スーツにもピッタリの優等生的な万能時計
※購入は2015年で、それから3年ほどずっと使用
簡単に言うと、このような時計です
私もスーツでイザっという場合は、デザイン良くて電波時計で時間が狂わないので、これ一択でした
ー10年のロングセラーも納得ー
ただ気になる点としては、サイズが41.5mmと少しだけ大きめなので、細腕の人にとっては気になるところです
それ以外は欠点らしきものがなく、市場での高評価がずっと続いているのも、うなずけます
それでは、細かな内容について書いていきたいと思います
まずはデザインのカッコよさ
ーこれが売れ続けている一番の理由かとー
文句なしに万人受けするデザインかと思います
#いわゆるグッドデザイン賞ものだと感じています
縦目のクロノグラフがおしゃれ
いろんな機能が搭載され、それの配置が美しく感じる
#使うかどうかは別にして、クルマのメーターと同じ感じで、機能搭載されている感が出ている
特に夜のカッコよさは格別です
#写真では、なかなか伝えづらい
多機能
そこまで使う?と思われる機能まで搭載されています
安心の電波ソーラー
1秒も狂わない電波時計
電波受信結果の表示
夜間の受信結果ー結構使います
電池交換不要のソーラー時計
充電池の寿命は10年程度と言われている
充電状況の表示
結構使います
サマータイム表示
サマータイム導入時に使用ー日本では不要
24時間表示
昼か夜かの判別程度に利用ーほとんど使わない
曜日
「S:日曜」から始まり「S:土曜」で終わる:たまに見る
ワールドタイム:各国の時間
世界を飛び回っている気持ちになる(^^;
#私は実際使いませんが・・・
クロノグラフ
・秒針がそのままクロノグラフ秒針に
・1/20秒まで計測可能(1秒間に1周)
・1時間積算計(1分刻みの目盛)
※1時間以上の計測はできない
サファイアガラス
7年間使用して、傷はついていません
両面無反射コーティングされていますが、実際使っていて、それを意識したことはないです
気にさせない実用性がある、「見やすい」ということかと思います
#反射で見にくくなる、ということはありません
耐キズ性
実質3年以上はフル稼働
チタン製で傷には強いとカタログ上はうたってありますが、ベゼルはそれなりに傷は入ります
ベルトにも小傷、そしてバックルには明らかに擦れた傷はつきます
チタンによる渋い輝き
キラキラ感はあまりなく、それよりは渋く輝いて大人のビジネスマン向け
#時計が主役でなく、持ち主に寄り添いちょっと格上げしてくれそう
チタンによる軽さ
ステンレススティールより、かなり軽いです
・アテッサ=90g(フル駒)
・デイトナ=141g(フル駒)
見た印象と着けた印象にかなりギャップがある
軽いのを「よし」とするか、「そうでないか」は、あくまで好みの問題
ベルト(調整可能)
これもチタンなので軽いですが、渋い輝きが個人的には好きです
サイズの微調整が可能(3段階)
#季節で微調整ができて、かなり重宝
使用シーン
ビジネスシーン・スーツが最適かと思います
1分1秒を無駄にしない、無駄にできない、かつオシャレも忘れないビジネスマン向けだと思います
#メーカーのメインターゲットはそこだと思っています
カジュアルや冠婚葬祭でも問題はないかとは思いますが
アウトドア向けではないです
操作性
機能多いが、基本ノンタッチ
#電波受信とバッテリー充電状況の確認くらい
右下4時位置のボタンを押すだけ
あとは外国に行ったときに現地時刻に合わせるくらい
電波受信
住んでいるロケーションと置く場所に左右されます
窓際だと問題なく受信できますが、部屋に入り込んだ場所だと受信できない場合がありました
#引っ越ししたらほとんど受信できてます
当時のライバル(候補)
- カシオ・オシアナス
カッコ良くて色使いもいいが、ちょっと高め - セイコー・アストロン
多機能だが大きく厚め - セイコー・ブライツ
カッコいいがちょっと大き目 - シチズン・アテッサ3針モデル
CB0120-55E(カッコよさでは同じくらい)
最後までCB0120-55Eと迷ったが、そちらは片面無反射だったので、両面であるAT8040-57eにした
購入の決め手
ほとんどの分野で秀でており、欠点が少なく優等生
その割に価格も抑えめ
気になる点
サイズ感
冒頭にも書いたとおり、細腕(腕周り15.5㎝)の私には、ちょっと大きい
あくまで、私の腕の場合です
#購入時には、候補のモデルも同等かそれ以上に大きかったので気にならなかった
ラグがちょっと長めに感じ、末端が腕からちょっとだけはみ出ている、感じがする
ヘッドが安定せず、ズレやすく感じる
#些細なことですが、このサイズ感が、最近着けなくなった理由の一つ
※ただし、厚さ10mm以内とかなり薄いのでシャツの袖にはちゃんと収まり、傍から大きいと見えることはないはずです
実際測ってみると
腕の幅
45㎜
時計の幅(ラグ~ラグ)
47㎜←2㎜だけ長い!
参考:私の手持ち
#ロレアートの幅=45㎜
#アルピニストの幅=40㎜
#サブマリーナの幅=45㎜
トラブルや不具合
7年後に電池切れ→3時間の日光浴で解決<満タン状態>
ただし、さすがに7年もたつと、屋内に戻すと7割程度となる
満足度
買った当初はデザインもカッコよくて、毎日使って大変満足でした
#クロノグラフでも、よく遊んでました(^^;
ただサイズが、若干大きく感じ始めたのと、機械式時計に魅力を感じ始めたので
だんだんと着ける頻度が減っていった
#最近で言うとスーツを着なくなったのも大きい
私にとってのアテッサ
今の私にとっては精神的支柱
いざという時、頼りになる電波時計、他の時計の時刻合わせのための基準
#衝撃にも、ある程度強く、防水性もあるので、スキーにも連れて行きました
ロングセラーでデザインもよいので、記念品的な存在としても意味はあると思うので、可能な限り持ち続けていくつもりです
♯売っても高くは売れない(^^;
後継機種は?
2012年の発売後、人気のためだと思いますが、派生モデルはいくつか出ています
そして本数限定のモデルも出ています
ただ、調べる限り、後継機種という意味合いの予定はなさそうです
個人的感想ですが
現行が人気続いている
のと、
これ以上のモデルはなかなか難しい
のが理由と思われます
そして、冒頭にも述べた通り、クオーツ時計の今後が見通せないというのが背景にあると思います
【参考】基本スペック
発売日
2012年11月
定価
100,000円+税
ムーブメント
クオーツ
動力
光発電エコ・ドライブ
電波受信
日中米欧電波受信
(非受信時の精度±15秒/月)
ケースサイズ
41.5mm
厚さ
9.7mm
重量
90g
ケース素材
スーパーチタニウム
ケース表面処理
デュラテクトチタンカーバイト
風防(ガラス)
サファイアガラス
防水
10気圧防水
帯磁性能
耐磁1種
【参考】類似モデル・派生モデル
「AT8040」シリーズ(色違い)
AT8040‐57E:本機
AT8040‐57L:ブルー
AT8040‐57A:ホワイト
派生モデル
AT8044-56E:ベルト含めオールブラックチタン
AT8144-51E:タキメータ付いてよりレーシー
おまけ
動画
購入前後によく見ていた動画です(映像がキレイ)
#個人的なお気に入りです
CB0120-55Eはこちら
クリーニングとコーティング
クリーニングとコーティングをしてみたら、かなりキレイになりました
その記事はこちら
→<クリーニング:洗っ時計>
→<コーティング:クリスタルガード>
まとめ
以上が、シチズンアテッサAT8040-57eのレビューでした
改めてまとめると
縦目クロノグラフのデザインが男心をくすぐり、機能も充実
価格を含めトータルバランスに優れ、スーツにもピッタリの優等生的な万能時計
ただ気になる点としては、サイズが41.5mmなので、細腕の人にとっては気になるところです
いかがだったでしょうか
購入等の参考になれば幸いです
では、良い時計ライフを
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