忖度なし:ロレアートの欠点を敢えてあげてみた【これ位がちょうど良い】

時計

以前、ロレアートのレビューを投稿しましたが
それから1年たち、さらに深い観点から、この時計を見つめてみたいと思います

そこで、魅力ではなく気になるところ、良い点ではなく悪い点を挙げて、掘り下げてみたいと思います

実際に所有してないと感じられない点をあげて、これから購入を検討されている方の参考になれば幸いです
#忖度なしですのでちょっと辛口かと思いますので、そこはご承知おきください

ポイントだけ読みたい方は目次からどうぞ

それでは、いってみましょう

見た目編

見映えがパッとしない時がある

基本的には文字盤が美しくかっこいいモデルだと思いますが、瞬間瞬間でちょっと冴えないなぁ、と感じる時があります

50センチ以上離れた時

遠目だとボヤーとしてイマイチ冴えない

インデックスが何か頼りなく、文字盤のクルドパリも遠目で見ると、キラキラ感はなく暗くぼやけて感じる

40センチ以内だとほれぼれする
#オーナーでないと分かりにくい、時計店でじっくり見ないと分かりにくい

夜や照明が暗い時

朝や屋外等明るい場合、文字盤が上品な白に見え、そして針やインデックスがキラキラと光を反射し、かなり美しいです
それが、暗めの状態だと、文字盤もそれに合わせるような感じで、暗いシルバーになります

クルドパリのくぼんだ部分が、余計に暗い印象を増してしまう感じです
これも、40センチ以内だと、逆に良い印象に変わるんですけどね(^^;

⇒逆に言うと

パット見は気づかないけど、近くでよく見るとカッコいい!
なので
・ギラギラとした時計で他人にオラオラ見せつけたくない人
・腕時計は自己満!オーナーだけで楽しめれば良い、的な人

こんな人には向いている

↓外だとこんな感じ

このキラメキから手放せない!!

↓暗めの屋内でもこんな感じ

この感じはオーナーでしか分からない

最上級クラスの隣だと圧倒される

ロレアートは基本的に美しくてカッコいい文字盤だと思います
ただ、雲上ブランドの最上級クラスと並べられると、さすがに「負けたぁ」と感じます

以前、オーデマ・ピゲのCode11.59の実機を見た時、ちょっと離れてロレアートおいていたんですが、さすがに完敗でした(^^;

このエロさ!、実物はもっと凄い!

#ロイヤルオーク黒と並べた時は、そんなに感じなかったんですが
#まあ、金無垢なので」、「Codeが凄すぎ」、というのはありますが…

ヘッドがでかい(気がする…)

これは、ほとんど言いがかりみたいな、こじ付けですが(^^;

なぜ、ちょっとでもそう感じるか、というと
ケースが薄くて、その割にケース径が42mmあるのでそう感じるのでは?と思います

⇒逆に言うと

ケースが薄いため、そう感じるのであり、特に細腕にとってはメリットともいえるかと思います

置くと感じるケースの薄さ

バックルやベルトが華奢

これもヘッド大き目つながりですが

バックルが小さいのでは?
ベルトが薄いのでは?


とあくまで少し気になる程度の言いがかりレベルです(^^;

そして、現行ロレックスのスポーツ系と比べると華奢に感じる程度です(^^;

⇒逆に言うと

ピタっと吸い付き付け心地は最高です!

個人的にロレックスの中で一番着け心地がいいと感じているデイトジャストと同じ位の良い装着感です

機能編

止まりやすい?

パワーリザーブはスペック的には54時間となっていますが
感覚的に、そこまで無いと感じます
#あくまで、私の感覚です

毎日7,8時間使って、2日後には止まってしまうことがありました
あくまで私の想像ですが、自動巻きが片方向の巻き上げのため、巻き上げ効率が悪いのでは?と思っています

♯ロレアートのローターは片方向だけ勢いよくギュンギュン回るのが裏からよく見えます
⇒このパターンの機械は片方向巻き上げ

ちなみに、ロレックスは両方向巻き上げ、またロレアートのように片方向を採用しているのは名門ではパテックフィリップやジャガールクルトがあるそうです

【追記:2023.2.28】
先日、手巻きでフル巻き上げしたところ、52時間動いていました
手巻きでは、ほぼスペックどおりですね

⇒逆に言うと

毎日使う分には4,5時間着用でも全く問題なく、ちゃんと動いてくれます
♯自動巻きなので当たり前ですが、やはり愛着がわいてきます・・・

着け始めの精度が不安定

以前の投稿にも書いていますが
修理後の1,2週間ほど、精度が今一つ出ませんでした

10日くらいで安定しました(±5秒以内)

ただし、それは購入後2年以上たった場合で、購入当初は全く問題はありませんでした
#最初の1か月は驚異の±0秒
その後は悪くても10秒以内をキープ

十分に美しい

⇒逆に言うと

こちらも、使えば使う程ちゃんと動いてくれるので愛着がわいてきます

手を抜くと駄々をこねる、逆に可愛く感じます

イメージ編

ラグスポ頂点の代替品?

ー雲上買えない人向け?ー

本当はラグスポ頂点であるロイヤルオークやノーチラス欲しいんだけど、買えないのでしょうがなくロレアートにする、というイメージはあると思います

特に、同じラグスポ枠で8角形ベゼルのロイヤルオークと比較され
どうしても

「2番煎じ」
「真似たんでしょ?」
「なんちゃってロイヤルオーク?」


的な見方をされる

正直私も、そいういう意味でちょっと引け目は感じます
というか、私も最初はそう思ってました(^^;
#並べると共通点はそれほど感じないんですけどね

左:ロイヤルオーク、右:ロレアート

そして
全体的な手間のかかり方・クオリティの高さ、ブランド価値、そしてヒストリーでは太刀打ちできない
#ロレアートは十分美しいですが
#まず定価からして違う

私がロレアートを購入した理由

私もロイヤルオークは欲しかったです
#今でも欲しいです(^^;

ただ、2020年当時すでにプレ値であり

「そこまで出す価値あるのか?」

と疑問に感じたのと

「購入後のメンテナンス」

を考えると躊躇しておりました

その時、ロレアートの存在を知り、実機を見て腕に乗せて、
ロイヤルオークとは全くイメージが違い
十分高級感も感じられ
これなら買う価値がある!

ロイヤルオークのような離れても分かるキラキラ感まではないものの、着用してみると十分なキラキラ感で、

「私には、これ位がちょうどいい」

と決断したしだいです

#十分高額でしたが(^^;

ほとんど無名

最近こそ、ラグスポブームの影響から有名になって来ましたけど
それでも、

あくまで時計好きの中での話であって
一般の人には全く知られていない

という意味では変わらないかと思います

⇒逆に言うと

個人的には、知る人ぞ知る的なブランドだったので、そこが魅力でもありました

少なくとも、時計が投資対象や資産とみられるようになったおかげで、間違いなく知名度アップしたとは思います

買ってよかったのか?

以上、敢えて気になる点をあげてみました
無理やり言いがかり的なものまであげましたが、いかがだったでしょうか

個人的には、このような気になる点はあるものの、買って正解だったと思っています

その理由は2つあります

「オーナーになってわかる美しさ」
「ちょうどいい高級感


この2つが自分にとって短所を消してしまう長所だからです

オーナーになってわかる美しさ

既に述べているとおりですが

50センチ以上だと、今一つの見た目ですが

それより近づくと

①「ちょうどいい高級感」・「バランスの良さ」
を感じます
・鏡面仕上げとサテン仕上げのバランス
・ケースとベルトが一体型であり、仕上げの統一感が感じられる


②角度や明るさによって見え方が変わります
インデックスと針が角度によって見え方が変わる
 黒になったりシルバーになったり
 反射したりしなかったり
クルドパリの文字盤が角度や明るさにより見え方が変わる
 品のいい白になったり

暗い時:インデックスがカッコいい!

屋外:明るい文字盤

これらはオーナー目線で見て初めて感じることかと思います

ちょうどいい高級感

購入して思ったこと

仮にロイヤルオークを購入していたら
私の場合、そのキラキラが故に傷付けるのがいやで、躊躇して着用率はかなり少なくなっていたと思います

その点、ロレアートは、最初から、そこまで気を遣わず、特に外出とかでは積極的に使っています
#もちろん大切に使っています

気を使いながらも、よく外に出ます

最近は、色んな意味で愛着がわき、傷も味わいの内と感じるようになって来ました

まぁ、本当に私にとってはこれ位の高級感がちょうど良かったんだと思います

♯ロイヤルオーク=過度の緊張感
♯ロレアート=ちょうどいい緊張感

購入を考えている人へ

以上が、私が敢えてあげてみた

ロレアートの気になる点

それでも所有して

良かったと感じるメリット

でした

人が腕時計に求めるものは人それぞれです
その人にあったものを購入されるのがベストかと思います

最後に、購入を考えている人に私が言えることは

「はやりのラグスポだから」
とか
「レアだから」
とか
「資産価値」
とか

そういうものを優先で買わない方が良いかと思います

当然、それらも重要です
私も気にしますし、判断材料にはします

ただ、他人目線・世間の評価を優先するのではなく、自分の価値観をまず優先させるべきと思います

なぜなら、それらは「今後変わる可能性がある」からです

そして、実機を見て腕に乗せて買うのがおすすめです

しつこいですが、ロレアートはオーナーになると感じる良さがあります

まとめ

以上、「ロレアートの短所を敢えてあげてみた」、でした
いかがだったでしょうか

まとめると

見た目・機能・イメージ、それぞれで気になる点はあるものの
個人的にはそれを上回るメリットがある


でした


最後に、繰り返しになりますが

人が腕時計に求めるものは人それぞれだと思います

その人にあったものを購入されるのがベストかと思います

ロレアートに興味がある方の参考になれば幸いです

では、良い時計ライフを

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